色々思ったやつを書くところにする予定

徒然なるままに(以下略)なる予定ですが、多分出来ません。

現代的耳かき

 耳かき音声というものがある、耳かきボイスともいう。界隈の者ならばピンと来るだろう、あのサークルのが良いだとか、イヤホンとヘッドホンのどちらで聞くべきかなどと話題は尽きないだろう。しかし何のことやらとチンプンカンプンな人も多いだろう、まさに知る人ぞ知るといったところである。知らない人に簡単に説明するならば、耳のVRのようなものである。

 それを前提として、これの歴史であるが。日本最古の耳かき音声は恐らくみみもとラブプラスというラブプラスのCDであると思われる、どんなものかは各自で調べてほしい。添い寝音声もこれを契機にしたものであろう。そして萌音声によるなんらかの疑似体験はサラウンド的編集技術の向上や新しいタイプのマイクの登場などにより、音声作品として多様にどんどんその地位を上げている。というのが現状までの話である。

 そして、その進化の中で声よりも音に重点を置く、というより音のみの音声作品も増えているのは必然であろう。なぜなら既に耳かき音声はともすれば実際の耳かきよりも気持ちいいからである。

 気持ちいい音ということに関しては日本特有の文化という訳にはいかない、海外にはAutonomous Sensory Meridian Response という言葉がある。大抵はこれを縮めてASMRと表記している。2012年ぐらいには既に存在していた概念である。このASMRというのは、音を聞き心地よく感じるという意味である。時雨を聴くのはなにも日本人だけではなかった訳である。

 そしてこれらを調べてる内に思ったのだが、心地良い音、気持ちの良い音、ひいては囁き声にうっとりとするのは万国共通なのではないだろうかということである。この世界には色々な文化がある、文化と文化は相容れないことが多い。しかしASMRというのは既存の文化に邪魔されずに世界をつなげる架け橋になるのではないだろうか。囁き音声は受け付けない人も多いだろう、しかしそれはASMR内の話であってASMR自体を否定することは出来ない。私はASMRに既存の文化をすべて包める可能性を垣間見たのである。